タンパク質についてのまとめ

栄養

今日はタンパク質についてまとめました。主に厚生労働省の資料を中心にまとめてあります。良質なタンパク質があれば悪質なタンパク質もあるでしょう。ということでその点についても書いておきます。

 

タンパク質とは

たんぱく質を構成するアミノ酸は 20です。人間はその 20 種のうち、11 種を他のアミノ酸又は中間代謝物から合成することができます。それ以外の 9 種は食事によって摂取しなければならず、それらを不可欠アミノ酸(必須アミノ酸)といいます。必須アミノ酸はヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、そしてバリンです。

 

たんぱく質は、酵素やホルモンとして代謝を調節し、血液中では物質輸送に関与し、また、抗体として生体防御に働いています。たんぱく質を構成しているアミノ酸は、たんぱく質合成の素材であるだけでなく、神経伝達物質やビタミン、その他の重要な生理活性物質の前駆体ともなっています。さらに、酸化されるとエネルギーとしても利用されます。

また厚生労働省では、たんぱく質維持必要量は 0.65 g/kg 体重/日 としている為60kgの人間なら39gとかなり低値ですね。

 

つまり、体の全てを担っているといっても過言ではないです。

たんぱく質が欠乏すると、クワシオルコル(カシオコア)となります。たんぱく質の過剰症は報告されていないそうです。

 

タンパク質の特性

タンパク質は分解されてアミノ酸となり、その一部は不可避的に尿素などとして体外に排出されます。したがって、たんぱく質を食事から補給する必要があります。

たんぱく質も一定量を越えると過剰分は分解され、グリコーゲン(糖)や脂肪(貯蔵物質)に変換されます。

エネルギー不足はたんぱく質利用効率を低下させ、逆にエネルギー摂取が増すとたんぱく質利用効率は改善されます。これにはインスリン分泌の増加によるたんぱく質合成の促進、分解の抑制が寄与しています。

たんぱく質必要量と身体活動の関係について、運動不足は体たんぱく質異化状態(カタボリック)を招き、適度の運動は食事性たんぱく質の利用を高めます。

 

 

病気について

たんぱく質の耐容上限量は、現時点では、たんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は十分には見当たらないため、耐容上限量は設定しないこととしています。健康な人でも、たんぱく質を過剰に摂取すると、1 週間程度の短期では尿中アルブミンが増加するが中期的には腎機能へ与える影響はほとんどありません。

 

たんぱく質の摂取不足が脳卒中のリスクとなる可能性が指摘されており 、疫学的にもたんぱく質摂取量と脳卒中発症率との間に有意な負の関連を認めた研究が存在します。しかし、有意な関連を認めなかった研究もあり結論はまだ出ていません。

 

良質なタンパク質とは?

 

必須アミノ酸(体内で作り出すことのできない9種類のアミノ酸)がバランス良く含まれたタンパク質のことです。

9種類のアミノ酸をそれぞれを100として一番低いアミノ酸を基準にします。例えば一番低いアミノ酸ロイシンが80ならすべてのアミノ酸が80となります。つまりアミノ酸のバランスさえとれていればアミノ酸量が少なくても良質なタンパク質と言えます。

アミノ酸のバランスが悪いとどうなるのか?

先ほど言った一番低いアミノ酸に合わせると他の余剰したアミノ酸はどうなるのか?これらは体たんぱく質の合成には使われず、代謝後に窒素化合物などの老廃物になります。
腎機能が低下している場合、この老廃物は腎臓から排泄されず体内に蓄積されるようになり、腎機能をさらに悪化させます。そのため、なるべく老廃物が体内に蓄積しないような食事バランスを摂ることが大切です。

 

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